▶ 2社目(自動車メーカー)キャリア連載(全6回+総集編)
①【1年目】転職初年度の“ギャップ地獄”。給料1.5倍でもストレス3倍
②【2年目】試作ノルマと理不尽な要求…“試作作業員”になった年
③-1【3年目前半】やっと設備検討らしい仕事が戻り、前職経験が武器に ←今ここ
③-2【3年目後半】“地獄の立会い”と会社の闇。製造×保全×メーカーの板挟み
④-2【4年目前半】未完成設備の搬入&試作地獄ふたたび。終わらない改善要求
④-1【4年目後半】量産設備検討と転職の決意。“本物の技術者”を求めた瞬間
◎【総集編】
■ 設備検討がついに再開。しかし前職とは全く違う世界へ
2年目は試作対応ばかりで
生産技術とは言えない日々でしたが…
3年目に入り、ようやく設備検討へ。
とはいえ前職とは大きな違いがありました。
前職:
自分で設計 → 組立 → 調整 全部自分でやる(内製)
現職:
設備メーカーへ依頼し、仕様を詰める(外製)
つまり…
CADを触らず、依頼側としての生産技術
最初は正直、物足りなさもありました。
■ 設備メーカーとの会話が、一番ラクだった
社内には設備設計経験者がほぼいない環境。
その結果…
設備メーカーと話している時が一番わかり合える感覚。
この頃から社外の方と話す機会が一気に増え、
気づけば以前よりも社交的になっていました。
「技術は人と一緒に作るもの」
そう実感した時期でした。
■ 合見積りの段階から、勝負は始まっている
基本は複数社に 合見積りを依頼します。
打合せしていると感じます👇
- このメーカーは確実に良い
- この人は絶対ヤバい(危険)
窓口の人のレベルで
最終成果が大きく変わります。
これは本当に鉄則です。
■ コスト査定で存在価値を発揮
設備見積りは 会社の言い値では通らないので、
査定資料の作成が必須。
私は前職の経験で👇
- 部品ごとの原価感覚がある
- 高すぎるポイントを見抜ける
- 値下げ交渉に効く資料が作れる
その資料をもとに調達部が交渉し、
しっかり値引きに成功。
調達担当からも
「おかげでかなりの値引きが出来ました!」と好評価でした。
正直これで調達担当の評価につながるのはシャクでしたが、、
(自分で査定できる能力もないのに)
■ 開発環境のスピード感に衝撃…
設備金額は 約1億円
にも関わらず…
すぐ決裁が通る
前職では考えられないスケール。
「え?こんな簡単に1億円使えるの?」
といった感じでした。
責任の重さも倍増しましたが、設備が完成するのは楽しみでした。
このときはこれからの苦労を知る由もありませんでしたが。。
■ まとめ
- ようやく生産技術の実務を取り戻した
- 外製設備の進め方を学んだ
- メーカーとの議論が主戦場に
- コスト査定で大きく貢献
- 前職経験が“強み”に変わった
やっと…
自分のキャリアが前へ進み始めた実感
を得られた1年でした。
✨次回
やっと報われる…
そう思ったのは、束の間でした。
▶【次回:2社目3年目後半|“地獄の立ち会い”と会社の闇と戦った日々】
▶【前回:2社目2年目|試作作業員になった生産技術の苦悩】
▶ 2社目(自動車メーカー)キャリア連載(全6回+総集編)
①【1年目】転職初年度の“ギャップ地獄”。給料1.5倍でもストレス3倍
②【2年目】試作ノルマと理不尽な要求…“試作作業員”になった年
③-1【3年目前半】やっと設備検討らしい仕事が戻り、前職経験が武器に ←今ここ
③-2【3年目後半】“地獄の立会い”と会社の闇。製造×保全×メーカーの板挟み
④-2【4年目前半】未完成設備の搬入&試作地獄ふたたび。終わらない改善要求
④-1【4年目後半】量産設備検討と転職の決意。“本物の技術者”を求めた瞬間
◎【総集編】


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